InterBase 7 のライセンス管理とインストール

By: Tomohiro Takahashi

Abstract: このドキュメントでは、InterBaseの導入に際して、そのライセンス体系、インストール手順を説明しています。また、InterBaseのインストールおよびアプリケーションとの統合に関するTipsも紹介します。

In This Article


このドキュメントは、InterBaseの導入に際しての道しるべとなることを目的としています。適切なライセンスを購入し、インストールする上できっと役に立つはずです。バージョン別、エディション別、ライセンス別に概要を説明します。また、InterBaseのインストールおよびアプリケーションとの統合に関するTipsも紹介します。

本稿のオリジナルドキュメントは、Daniel Magin (Better Office)およびRoland Appel (Developer Tools Group, Borland)によって執筆されました。日本語ドキュメントでは、日本語版の手順に則して、画面ショットや表記を一部修正しています。

InterBase のエディション

InterBaseサーバーは、マルチジェネレーションアーキテクチャ(MGA)を装備しています。MGAの独自のバージョニング機能によりデータベースに高い可用性をもたらし、トランザクション処理や意思決定支援アプリケーション等を同時に扱うことを可能にします。 InterBaseのMGAエンジンは、短期的なオンライントランザクション処理(OLTP)を効率的に処理し、実際のアプリケーションや、意思決定支援などの並列的/長期的な処理において他のデータベースを凌ぐ性能を発揮します。

このバージョニングエンジンにより、トランザクション処理においてレコードをロックすることなく読み出すことを可能にし、競合状態も存在しません。読み出し処理が書き込み処理をブロックすることもありません。InterBaseは他のデータベースシステムとは異なり、特別なプログラミングを必要とすることなく、時間整合性/一貫性のあるクエリー処理を実現します。これにより、あらゆるトランザクション処理において最高のスループット性能を提供します。

InterBase Developer エディション

InterBase Developer エディションは、開発環境(Delphi/C++Builder/JBuilder/C#Builder)に付属している開発時専用のエディションです。このライセンスは、4プロセッサ/同時80接続までサポートしますが、開発用のみに使用でき、実際のシステムには利用できません。システム運用時にはサーバーライセンス、および同時接続ライセンスが必要となります。

InterBase Desktop エディション

InterBase Desktop エディションは、スタンドアローン型アプリケーションの開発向けに、ハイパフォーマンスかつ配布に適したソリューションを提供します。InterBase Server エディションと比較すると、クライアントからネットワークを使った接続ができない、Microsoft Windows にのみ対応しているという制限があるものの、すべてのデータベース機能を備えています。モバイル向けアプリケーションや単独で動作するアプリケーションなどに最も適しています。InterBase Desktop エディションとそれを利用するアプリケーションは同一マシンにインストールされていなければなりません。バックアップ/復元の処理を行えば、Desktop エディションとServer エディションの間でいつでもデータを交換できるので、エンドユーザーの様々な要求に合わせて、データベースをスケールアップすることもできます。Desktop エディションは、InterBaseの全機能(ストアドプロシージャ/トリガ/UDF/標準SQL/クラッシュリカバリ等)を備えた、低コストのソリューションを提供します。

InterBase Server エディション

InterBase Server エディションは、マルチユーザー環境向けです。製品登録時、1ユーザーライセンスを含む、コンポーネント/ライセンス一式がインストールされます。サーバーへの同時接続ユーザー数/利用できるリソースを追加するには、別途ライセンスが必要となります。

Server エディションでは、同一マシン上に複数のサーバーインスタンスをインストールできるので、より柔軟なサーバー環境を構成可能です。

InterBase Server エディションは、複雑なビジネスロジックを必要とするアプリケーションや、多数のユーザーがデータベースにアクセスするシステムに最適なソリューションを提供します。こうした要件に対応する性能は、マルチスレッドアーキテクチャの採用およびマルチプロセッサのサポートにより実現されています。

InterBase トライアルエディション

各オペレーティングシステム(OS)向けのInterBase トライアルエディションは、CodeGearのホームページからダウンロード可能です。ダウンロード時には、CodeGear Developer Network(CDN) のアカウント(無料)が必要です。登録したEMailアドレス宛てに、接続ユーザー数/CPU数/使用日数に制限のあるテスト用のキーが自動的に送付されます(製品登録に関する解説も参照してください)。テスト環境用に4CPUサポート/無制限接続のキーを必要とするときは、ボーランドまでお問い合わせください。このような制限はあるものの、トライアルエディションはすべての機能を備えています。

InterBase のライセンス

以下のセクションでは、現在利用可能な InterBase 7.5 のライセンスを詳細に解説しています。それぞれ、ボーランドやそのパートナーから購入できる製品に対応しています。

InterBase サーバーライセンス

この製品は以下のものを含んでいます。

  • マルチプラットホーム CD-ROM 1枚。Windows/Linux用サーバーソフトウェアのインストーラおよび、PDF形式のドキュメント一式(Solaris用は英語版のみ)
  • Companion Tools CD-ROM 1枚。ユーザー・エクスペリエンスを向上させるサードパーティ製ツール群。

インストール情報の証書には、使用許諾に使用するシリアル番号が記載されています。(製品登録キーの解説も参照してください)

製品を登録することにより、InterBaseサーバーライセンスと1ユーザーライセンスがインストールされます。

同時接続ユーザーライセンス

接続ユーザー数を1/10/20/50単位で追加できるライセンスです。

  • インストール情報の証書には、Certificate ID と Certificate KEY が記載されています。(使用許諾は不要ですが、iblicense.exe または IBConsole を使用してライセンスを登録する必要があります)

追加プロセッサライセンス

データベースサーバーをマルチプロセッサシステムにインストールし、かつ、2個目以降のプロセッサを利用したい場合には、追加プロセッサライセンスが必要です。1個目のプロセッサは、サーバーライセンスによりアクティベートされます。2個目以降のプロセッサ(デュアルコアを含む)を利用したい場合には、1プロセッサあたり1プロセッサライセンスが必要となります。

  • インストール情報の証書には、Certificate ID と Certificate KEY が記載されています。(使用許諾は不要ですが、iblicense.exe または IBConsole を使用してライセンスを登録する必要があります)

無制限ユーザーライセンス

  • インストール情報の証書には、使用許諾に使用するシリアル番号が記載されています。製品を登録することにより、InterBaseサーバーに同時に接続できるユーザー数に制限がなくなります。

Desktop エディション

この製品は以下のものを含んでいます。

  • CD-ROM 1枚。Windows用デスクトップソフトウェアのインストーラ。

インストール情報の証書には、使用許諾に使用するシリアル番号が記載されています。(製品登録キーの解説も参照してください)

製品を登録することにより、InterBase Desktopに接続できる2ユーザーライセンスがインストールされます。ただし、同一マシン上でのみ接続可能です。

  • Desktop エディションの配布ライセンス

データベースとしてInterBase Desktopを組み込んだアプリケーションを販売する際には、別途追加で配布ライセンスを購入する必要があります。20ユーザー/100ユーザー用の配布ライセンスパックも用意されています。

InterBase 付加価値再販業者(VAR)向けプログラム

InterBaseの付加価値再販業者(VAR)とは、効率的でスケーラブルなデータベースサーバーとして、InterBaseをシステムにバンドルして販売するソフト開発会社のことを指します。

InterBaseは、新しいテクノロジーを用いたシステムを開発する方にとって、極めて柔軟かつモダンなデータベース環境を提供します。

InterBaseのVARプログラムに参加していただきますと、ソフトウェア開発および販売に関して個別の要求に応じることができます。InterBaseを選択することにより、開発者およびユーザーは、簡単に利用・メンテナンス可能なデータベースシステムを手に入れることができます。InterBaseは、優れたパフォーマンスを提供するだけでなく、重要なOS環境をすべてサポートしています。

InterBaseのVAR契約により得られる特典

  • 選択したプラットホーム上での開発および再配布のための「VAR向け特別価格」
  • 特別なライセンス形態に応じた、個別の価格設定
  • 契約(合意)に基づいてInterBaseを複製/配布する権利
  • アプリケーションへのライセンスのバンドル
  • お客様やエンドユーザーによる製品登録/アクティベーションが不要
  • 新製品のベータテストへの参加

InterBaseをアプリケーションにバンドルして販売する上で、VAR契約に興味がある方は、Embarcadero インフォメーションサービスセンター(TEL:03-4577-4520 Email:japan.info@embarcadero.com)までご連絡ください。

InterBaseのキー(Key)の種類

一般的に、キーには2種類あり、それらを区別する必要があります。製品の登録に使用するライセンス(キー)と、InterBaseの機能追加ライセンス(キー)です。

製品登録キー

InterBase 7.1 以降のバージョンではインストール時に、オンラインまたはEmailなどの手段で、製品を登録する必要があります。これが「使用許諾」と呼ばれるものです。そのため、製品には、以下の形式でシリアル番号(Serial Number)と認証キー(Authorization Key)を記載した「インストール情報の証書」が付属しています。

Serial Number:

ABCD-EFGHIJ-KLMNOP-QRST

Authorization Key:

ABC-DEF

   


インストール作業の際には、アクティベート処理の手助けとなる登録ウィザードが用意されています。

オンラインで登録する場合、シリアル番号(Serial Number)と認証キー(Authorization Key)を入力することにより自動的に製品がアクティベートされます。

電話による登録を選択した場合、ボーランドのスタッフより使用許諾ファイル(例:regXXX.txt)を取得するための手順が案内されます。手続きには、いくつかの情報をお知らせいただく必要があるため、FAXでの申請を推奨しています。詳細は、こちらをご覧ください。

EMailによる登録の場合、使用許諾ファイル(例:regXXX.txt)を受信します。製品登録を完了させるには、製品のインストールディレクトリにそのファイルを保存する必要があります。詳しい内容は送付されたEMailに記載されています。

InterBaseの機能追加キー

これらのキーは、内部的な機能やアクセス権を追加したり、InterBaseサーバを拡張する役割を担っています。例えば、接続ユーザー数を追加するための機能追加キーがインストール情報の証書に記載されています。この機能追加キーは様々な形式で提供されます。InterBaseサーバーの製品登録時、「サーバーの有効化」「メタデータ」「クライアント機能」「リモートアクセス(Serverエディションのみ)」の機能を提供するキーが自動的に生成されます。

InterBaseには、以下の機能追加キーが存在します。

  • Serverの有効化
    サーバーへのローカル接続を1ユーザー分だけ有効にします。
  • メタデータ
    サーバーに対するメタデータの操作(CREATE文, ALTER文, DROP文)を許可します。
  • リモートアクセス
    サーバーに対するリモートクライアントからのデータベースアクセス要求を許可します。
  • クライアント機能
    クライアントとして動作し、他のInterBaseサーバーに接続することができるようになります。
  • デスクトップ InterBase
    サーバーへのローカル接続を2ユーザー分有効にします。メタデータおよびクライアント機能も提供されます。
  • 同時接続ユーザー
    サーバーに同時に接続できるクライアントの数(ローカル接続/リモート接続とも)を決定します。
  • インターネットアクセス(InterBase 7.0 まで)
    Webサーバーを介してInterBaseにアクセスすることを許可します。
  • 追加プロセッサ
    InterBaseサーバーが同時に使用できるCPUを追加します。
  • 無制限ユーザー(InterBase 7.1 以降)
    InterBaseサーバーに同時に接続できるユーザー数の制限をなくします。

Tips:

Desktop エディションにおいても、ローカル接続ユーザー数やデータベースへの同時接続数を増やしたい場合には、デスクトップライセンスを追加することができます。最初にDesktop エディションをインストールした際には、2ユーザー分のライセンスが有効となっています。

 

InterBase機能追加キーの登録

付属のIBConsoleを使って適切なキーを入力できます。

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マウスを右クリックすると、次のウィンドウが表示されます。

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ここで、適切な機能追加キーを入力できます。

詳しい情報および、コマンドラインツール「iblicense.exe」に関する説明は、「操作ガイド」の「第7章 ライセンス管理」を参照してください。

InterBase 7.1 以降のバージョンでは、無制限ユーザーライセンスを追加できるようになりました。このライセンスは、InterBase製品に付属するサーバーライセンスを置き換えるもので、同様の手順でアクティベートする必要があります。

もし、InterBaseサーバーのインスタンスを追加インストールするのであれば、製品をアクティベートする際、サーバーのライセンスキーではなくこの無制限ライセンスキーを使用しなければなりません。

既存のInterBaseサーバーを無制限アクセスへと拡張したい場合には、まずInterBaseサーバーのプロセスを停止させる必要があります。次に、InterBaseのディレクトリにあるファイル「borland.lic」の名前を変更し、製品のCD-ROMからインストールウィザードを再度起動してください。InterBase 7.5 では、インストーラを組み込むため、インストールウィザードが置き換わっています(下記を参照してください)。

InterBaseのバージョンに応じて、次に示すように登録ウィザードを使用してください。

Type 1:

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ib04

ib05

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次に表示されるウィンドウでは、インストール済みのInterBaseサーバーへのPATHを選択してください。

Type 2

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ib09

ib10

「製品登録」以外のオプションはすべてチェックを外してください。

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インストール済みのInterBaseサーバーに対するオプションを選択してください。

次に表示されるウィンドウでは、インストール済みのInterBaseサーバーへのPATHを選択してください。

InterBaseのインストール

サーバーのインストール

このオプションによりInterBaseのサーバーとクライアントの機能をすべてインストールすることができます。InterBase 7.5 以降のバージョンでは、同一マシン上に複数のサーバープロセスをインストールし、並行して動作させることが可能になりました。

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まだマシン上にInterBaseサーバーをインストールしておらず、これがそのマシンの唯一のサーバーとなる場合には、「マルチインスタンス」の項目で「NO」を選択してください。

既にマシン上にInterBase (4.x, 5.x, 6.x, 7.x) がインストール済みで、それを引き続き使いたい場合には、マルチインスタンスのインストールを使用して設定すれば可能です。そのためには、「マルチインスタンス」の項目で「YES」を選択して、ポート番号およびインスタンス名を指定してください。旧バージョンのInterBaseや、シングルインスタンスでインストールしたサーバーはデフォルトで、ポート番号に「3050」、インスタンス名に「gds_db」を使用しています。マルチインスタンスでインストールする場合には、新しい値を指定しなければなりません。

例:マシン上に InterBase Server 6.5 をインストール済み。これに加えて InterBase 7.5 を並行して動作させたい。

「マルチインスタンス」の項目で「YES」を選択して、インスタンス名に「gds_75」、ポート番号に「3075」を指定します。既存のアプリケーションが InterBase Server 6.5 とともに動作し続けられる利点があります。

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新しいInterBase 7.5 サーバーインスタンスにアクセスするには、次のような接続文字列を使用する必要があります:"computername/gds_75:c:\data\database.ib" デフォルトのInterBaseのポートではなく、新しく設定されたInterBase 7.5のサーバーインスタンスにアクセスするには、ホスト名またはIPアドレスの後に“/gds_75“を追加する必要があります。このオプションは、DesktopエディションとServerエディションで使用できます。

 


InterBaseのインストーラは、OS内のサービスファイル(Windowsなら C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\services)に自動的にサービス名とポート番号を追加します。

クライアントのインストール

ネットワークを介してInterBaseに接続するコンピュータには、InterBaseのクライアントAPI用のファイルをインストールする必要があります。

接続ドライバのインストール

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インストーラのメニューでは、JDBC、ODBC、ADO.NETやDelphi/C++Builder用の最新のIBXといった、異なるアーキテクチャのドライバをインストールすることができます。

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インストール機能を組み込む

ご自身でインストーラを作成する際、そのルーチンにInterBaseを組み込みことができます。これは、開発したアプリケーションのセットアップ中、自動的にInterBaseをインストールすることができるということです。また、そのインストーラに、何をインストールするか(例えば、クライアントのみ、クライアントとサーバー、ドキュメント、サンプルプログラム等)といった異なるオプションを渡すこともできます。ボーランドのVARパートナー(付加価値再販業者)であれば、必要なライセンスやアクティベーションキーをインストーラのルーチンに含めることもできます。これにより、本来は必要な製品登録やアクティベーションのステップを省き、InterBaseをユーザーに配布することが可能になります。詳細な情報やサンプルは、InterBaseのCD-ROMの \extras\custom_install に入っています。さらにご自身の製品のCD-ROMに、インストーラとInterBaseのプロパティファイルをコピーする必要があります。このファイルは、InterBaseのCD-ROMの Disk1\InstData\ に入っています。VAR向けのregXXX.txtファイルおよび(または)SLIPファイルを、以下に示すオプションとともに自動インストールプロセスに含めてください。

SLIP_FILENAME= myslipfile.slip bzw.
SLIP_FILENAME=RegXXX.txt

作成されるインストーラがサービスの開始に対応していない場合には、シンプルなバッチファイルで自動化できます。InterBaseがシングルインスタンスモードの場合は、バッチファイルを以下のように記述します。

net start "InterBase 7.5 Guardian"

ポート名に”gds_75”を指定してマルチインスタンスモードでインストールした場合には、以下のように記述します。

net start "InterBase 7.5 (gds_75) Guardian"

各エントリは、以下のレジストリにあります。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\IBG_PortName
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\IBS_PortName
IBG_PortName = InterBase Guardian
IBS_PortName = InterBase Server

Tips for VAR customers:

テスト用のシステムに、適切なInterBaseのキーと適切なユーザー数を指定して、設定をインストールしてください。この設定は、InterBaseのディレクトリのib_license.datファイルに保存します。このファイルは、組み込んだインストールプロセスの途中で、対象のInterBaseのディレクトリに自動的にコピーすることができます。

 

Tips for Delphi Developer:

InterBaseサーバーおよびInterBase Guardianサービスのステータスをアプリケーションから取得できます。詳しいソースコードを知りたい方は、次のページにアクセスしてください。 http://www.chami.com/tips/delphi/031498D.html

 

シングルプロセッサ/HyperThreadプロセッサ/マルチプロセッサ

対称型マルチプロセッサシステム(SMP)とは、マルチプロセッサのアーキテクチャで、搭載されているすべてのプロセッサ上でプロセスを動作させることができます。InterBaseは、7.0以降のバージョンでSMPをサポートしています。

一般的に、HyperThreads(HT)と真のマルチプロセッサとは区別する必要があります。HTには追加プロセッサライセンスが不要です。ただし、ibconfigファイルでHTサポートを有効にする必要があります。このオプションは ENABLE_HYPERTHREADING と呼ばれています。

マルチプロセッサマシン(例えば Pentium 4 x 2個 や Dual Core 等)では、2個目以降のプロセッサを利用するには追加プロセッサライセンスが必要です。

TIP 1:

追加プロセッサライセンスがなく、2個のCPUを搭載したマシン上でInterBaseを稼働させる場合で、他のプログラムがもっぱら1個目のプロセッサを使うのであれば、2個目のプロセッサを使用します。そのため、ibconfig の CPU_AFFINITYオプションを変更する必要があります。

利用するプロセッサ

CPU_AFFINITY

1

1

2

2

1 and 2

3

3

4

2 and 3

6

1, 2, and 3

7

   


例:
2個目のプロセッサを使用したい場合:CPU_AFFINITY 2

 

TIP 2:

HTを搭載したプロセッサが2個ある場合、両方のCPUを使用し、HTも有効にしてください。HTによってプロセッサが2個増えたように見えるため、HTでは無いCPU3個分に相当するパフォーマンスが得られます。

 

TIP 3:

3個のプロセッサを搭載しているマシンで、追加プロセッサライセンスがなく、Microsoft社の Windows Server Edition を使用する場合、InterBaseを3番目のプロセッサ上で稼働させるように設定してください。通常、MS Windows Server や XP は、追加ライセンスがなければ、最初の2個のCPUだけを使用します。

 

旧バージョンからのアップグレード

旧バージョンのInterBaseをマシンに残しておきたい場合には、上述したマルチインスタンスでのインストールを使用してください。

旧バージョンのInterBaseを新しいバージョンに置き換えたい場合には、以下の手順に従ってください。

  1. IBConsoleやgbakユーティリティを使ってデータベースファイルをバックアップします。「操作ガイド」の「第8章 データベースのバックアップと復元」も参照してください。
  2. 旧バージョンのInterBaseをアンインストールします。アンインストールプログラムは、始めにインストールしたファイルやエントリだけを削除します。InterBaseはいくつかのファイル(例えばlogファイル)を追加するため、削除後もディレクトリにそれらのファイルが残ったままになります。そのため、それらのファイルを手動で削除する必要があります。
  3. 新しいバージョンのInterBaseをインストールします。
  4. IBConsoleやgbakユーティリティを使ってデータベースファイルを復元します。

旧バージョンのInterBaseとはODS(オンディスク構造体)のバージョンが異なるため、バックアップ/復元作業は必須です。すべての旧バージョンのデータベースが新しいバージョンのInterBaseで読み込めるわけではありません。特に、InterBase 7.1 から InterBase 7.5 の間に行われた変更では、InterBaseの開発チームによって新しいODSが実装されました。バックアップ/復元作業によって得られる他の利点として、インデックスツリーが再構築され、パフォーマンスが向上することが挙げられます。

ODS Version 8

InterBase 4

ODS Version 9

InterBase 5

ODS Version 10.0

InterBase 6

ODS Version 10.1

InterBase 6.5

ODS Version 11

InterBase 7

ODS Version 11.1

InterBase 7.1

ODS Version 11.2

InterBase 7.5

   


一般的に、バックアップファイルを「Transportable形式」で作成すれば、旧バージョンから新しいバージョンへと引き上げることができます。

ib16

Tips:

InterBase 7.x から InterBase 7.5 へアップデートしたい場合には、アンインストールする前にiblicense.datファイルをバックアップしておいてください。新しくInterBaseをインストールした後、そのファイルをInterBaseのディレクトリにコピーしてください。これにより、InterBaseのキーを入力する必要がなくなります。

 

InterBaseのバージョンの概要

InterBase 2

1986

InterBase 3

1988

InterBase 3.2 and 3.3

1992

InterBase 4

1994

InterBase 4.1 and 4.2

1996

InterBase 5.0

1997

InterBase 5.1.1

1998

InterBase 5.5

1999

InterBase 5.6

1999

InterBase 6.0

2000

InterBase 6.5

2001

InterBase 7

2002

InterBase 7.1

2003

InterBase 7.5

2004

InterBase 7.5.1

2005

InterBase 7.5.1 SP1

2006

   


リリース年は、いずれも英語版に基づいています。


Published on: 1/10/2007 12:00:00 AM

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