ナッキーの「Turbo Delphiはじめて奮戦記」- 第1回 Turbo Delphi のインストール

投稿者:: Hitoshi Fujii

概要: 「自分は文系で…」とか「やっぱり難しそう」と感じているプログラミング未経験の方でも、すぐに始めることができるのがTurbo Delphi。わたくし、ナッキーこと佐竹那月が、高橋先生と一緒に、このTurbo Delphiを使ってプログラミングについて学んでいきます。

目次

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ナッキー

はじめまして。ナッキーです。パソコンが会社でも自宅でも一般に使われるようになりましたが、Windowsを起動して、メールとインターネットをやる以外にパソコンを使ったことがないという方も多いのではないでしょうか?たとえプログラミングなんて縁がなくても、フリーソフトなどを使って、便利だった経験はお持ちかもしれません。ちょっとした機能だけれど、あると便利なプログラムを、自分で自由に作れたらいいですね。「自分は文系で…」とか「やっぱり難しそう」と感じているプログラミング未経験の方でも、すぐに始めることができるのがTurbo Delphiです。画面作成をお絵描きソフトと同様に視覚的に作成でき、プログラミングのいくつかの約束を覚えれば、ある程度の機能を持たせることができる開発ツールなのです。プログラミングを続けながらレベルアップを目指すことができます。Turbo Delphiを使って高橋先生と一緒に、統合開発環境の使い方やプログラミングについて学んでいきます。

高橋先生、よろしくお願いします。

 

takahashi75

高橋先生

ナッキー、よろしくお願いします。

初回の課題は「Turbo Delphiのインストール」です。早速、Turbo Delphiをパソコン上で使えるようにしましょう。

BDN(Borland Developer Network)でアカウント作成

Turbo Delphiを使うには、BDN(Borland Developer Network)のアカウントが必要とのこと。BDNは開発者のためのコミュニティサイトで、詳しい内容については、こちらに書いてあります。インストールより先にアカウント作成をしておくと、作業が簡略化されるというので、早速作成してみました。

  • まずBDNに接続して、ブラウザ画面(以下画面と略)の右上[マイアカウント]ボタンをクリックします。

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図1 BDN マイアカウントメニュー

  • 次に[Login]ボタンの上にある紺色の文字「・Create a new user account」をクリックします。

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図2 BDN Membership Service Login

  • 新しく表示された画面で項目に入力します。エンジ色の太字フォントで書かれた部分は必須項目です。項目の訳語に関してはBDNのこちらに掲載されていました。
  • 記入できたら画面下側の[Create Account]ボタンをクリックします。

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図3 BDN Create a new user Account

登録作業でつまずいたところを高橋先生に聞いてみました。

ナッキー:一つ一つ入力して、記入漏れがないか確認して、ボタンをクリック。また、記入画面に戻ってしまったみたいです。先生、どうしてですか?

高橋先生:記入漏れがあったりログイン名がすでに使用されていると、画面上部に赤い文字で「Please fix the following problems:」と表示されて、そのすぐ下にうまくいかなかった理由がリストされています。英語だけどがんばって確認して修正してくださいね。

でも、万一記述内容を間違えてしまっても、後で修正できるから、そんなに緊張しないで。

ナッキー:なんかいろいろやってたら、ボタンをクリックしても画面が変わらなくなって、「接続が中断されました」と出ちゃいました。どうしたらいいですか?

高橋先生:接続が切れちゃったんだね。でも、アカウント作成要求自体が通らなかった場合と、作成結果を送る際に接続が切れた場合があるから、接続が復旧したことを確認して、試しにログインしてみてね。ログインできるってことは、アカウント作成は成功しているっていうこと。だめなときは、残念ながら初めからやり直しかな。

ナッキー:パスワードを入力したら、ログインできました!

高橋先生:BDNのページには「Enter the developer network as this user」をクリックすることで移動できるよ。

Turbo Delphiのダウンロード

次にインストールするファイルを用意しましょう。インストールファイルは、Webからダウンロードすることが出来ます。ダウンロードページのこちらにアクセスします。いろいろ書いてありますが、概要をまとめるとこんな感じ。

  1. 使用に際して必ず 「集積Hotfix」 もダウンロードして更新してください。
  2. Turbo Explorerの中にはTurbo Delphi以外の言語もありますが、インストールできる言語は一つだけです。
  3. ダウンロードするファイルは2種類。その他にキーとなるファイルをメールで送ってもらいます。

言われたとおり、先にHotfixをダウンロードしておきますか。

  • CodeCentral」か「ミラーサイト」をクリックしてHotfixのダウンロードページに移動します。
  • CodeCentralの方を選択した場合は[DOWNLOAD NOW]ボタンをクリック、ミラーサイトの方は「Turbo Explorer hotfix rollup」項目の下にある「All Versions」をクリックして、「ファイルのダウンロード」ダイアログボックスを表示します。

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図4 ファイルのダウンロード

  • 表示される「名前を付けて保存」ダイアログボックスで、保存先を指定して[保存(S)]ボタンをクリックします。

次に、いよいよTurbo Delphiをダウンロードします。「ダウンロードサイト」に戻って、「ボーランドのWeb」か「こちら」をクリックしてページ移動します。今回は、「ボーランドのWeb」を選択してみました。

  • 中央に表が2つありますが、上部の表、1つ目の項目「Turbo Delphi Explorer」をクリックします。

zu04Turbo_Downloads_s

図5 Turbo Downloads

  • BDNのログイン画面が表示された場合は、ログインします。
  • アンケート画面が出る場合があります。ちょっとくらっとしてしまいましたが、アンケートの内容は、おおよそ以下のとおり。

あなたの職種

使用目的

製品購入のまでの期間

製品購入の際のあなたの立場

所属チームの人数

会社の業種

会社の従業員数

  • 記述後[submit]ボタンをクリックします。
  • 「メール確認」のメッセージが表示されます。このメールアドレスに、インストールで使用するキーが送られてくるとのこと。まちがえないように確認したら、[submit]ボタンをクリックします。
  • ダウンロードできるファイルが表になっています。Japaneseを頼りに探していくと…ありました!まず、「PART1:PREREQUISITES」の「Japanese」欄の横にある[HTTP]ボタンをクリックします。ファイル名は「Full prerequisite install」です。

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図6 Borland Downloads-Prerequisites

さて、ダウンロードを始めようとしたら、Borland Download Managerをインストールするようメッセージが出ました。何これ?

教えて高橋先生!

高橋先生:ボーランドのWebサイトからファイルをダウンロードするときには、ftpかHTTPのいずれかを選択できるようになっています。HTTPを選択したときには、Borland Download Managerを使う方法も選択できます。ネットワーク環境によって、使える方法が制限される場合もありますので、うまくいかないときには、他の方法も試してみてください。

Borland Download Managerは、ActiveXコントロールを使うので、ActiveXの設定が必要になる場合があります。IE(Internet Explorer)の場合は、画面上部にある「このサイトには、次のActiveXコントロールが…」の部分をクリックして「ActiveXコントロールのインストール」を選択します。

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図7 ActiveXコントロールのインストール

「セキュリティの警告」ダイアログボックスで、[インストールする(I)]ボタンをクリックしてダウンロードを始めます。


無事に設定が終わって、「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されました。保存先を指定して[保存(S)]ボタンをクリックしたら、Download Managerが表示され、ダウンロード進捗を表示されました。ダウンロード後は、画面下に表示される[Pause]ボタンが[Launch]ボタンになるそうです。[Launch]ボタンが表示されたら、クリックして解凍を始めます。デスクトップに「PrereqsJP」フォルダが作成されます。

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図8 PrereqsJPダウンロード

  • インストールが終了し、「Borland Download Manager」ダイアログボックスが表示されたら、[Exit]ボタンをクリックして終了します。


さあ、最後のファイルをダウンロード。気合を入れて、再びブラウザに戻ります。

  • 表の下段にある「PART2:Main Installation」の「Japanese」欄の横にある[HTTP]ボタンをクリックします。ファイル名は「Turbo Delphi」です。

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図9 Borland Downloads-Main

  • 「名前を付けて保存」ダイアログボックスで、保存先を指定して[保存(S)]ボタンをクリックします。
  • 再びDownload Managerが表示されます。ダウンロードが終了して[Pause]ボタンが[Launch]ボタンに変わったらクリックします。
  • 「InstallShield Wizard」ダイアログボックスでファイルの保存先を指定します。デフォルトでは「C:\Documents and Settings\自分のアカウント名\Local Settings\Temp\Turbo Delphi」フォルダの中に保存されます。
  • [次へ(N)>]ボタンをクリックしてファイルを解凍し、Download Managerで[EXIT]ボタンをクリックします。最後にインストール用の画面が表示されますが、このまま終了します。

※ 本文中、保存先の区切り文字がバックスラッシュ(\)に表示されている場合があります。日本語環境では、円マーク(¥)ですので、読み替えてください。上記の例では、「C: ¥Documents and Settings¥自分のアカウント名¥Local Settings¥Temp¥Turbo Delphi」(ただし¥マークは半角)です。

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図10 Borland Turbo

Turbo Delphiのインストール準備

ちょっと時間がかかったけれど、無事必要なファイルをダウンロードできたようです。いよいよインストールと思いましたが、図10のインストール画面によると、Turbo Delphiのインストールの前に、いくつか準備しておかなければならないことがあるようです。まだ、先は長い?

とりあえず、インストール作業の定石として、他のプログラムは終了しておきましょう。

メールの確認

そうそう、ダウンロードのときに確認したメールアドレスにキーが送られてきているはずです。Outlook Expressなどのメーラーを起動してメールを確認しましょう。ファイルが添付されているのでメールの内容を確認して、指示通りの場所に保存します。これがキーになるとのこと。ちょっと暗号みたいなメールですが、保存してメールを閉じときましょう。

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図11 Outlook Express

.NET Frameworkのセットアップ

「以下に示す必須製品」って、.NET Frameworkのことですね。さっきダウンロードしたPrereqsJP。デスクトップに作成されたPrereqsJPフォルダに入っているファイルをひとつひとつ起動してインストールするらしい。ちょっと面倒だなぁ。

気を取り直して「dotNETRedist」フォルダの「dotnetfx」ファイルからはじめます。再起動を要求するものもありました。皆さんも指示に従ってインストールしてくださいね。

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図12 Microsoft .NET Framework 1.1

ナッキー:作業には少し時間がかかりますね。操作を続けていたら、ActiveXのインストールなどダウンロードの際にウィルス対策ソフトのメッセージが出てきます。

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図13 アプリケーションによるインターネットアクセスの要求

高橋先生:ウィルス対策ソフトによりますが、「ダウンロードを続ける」や「アクセスを許可する」、「スクリプトを許可する」かどうかメッセージが出た場合は続けられるよう選択します。メッセージもなくアクセスを打ち切られる場合もありますが、その時はウィルス対策ソフト自体を、一時停止させて続けてくださいね。

ナッキー:ありがとうございます。「アクセスを承認」を選択したら、作業が続けられました。

Turbo Delphiのインストール

準備完了。いよいよインストール開始です。

  • Turbo Delphiのインストールプログラム(デフォルトでは、「C:\Documents and Settings\自分のアカウント名\Local Settings\Temp\Turbo Delphi」フォルダの中の「Install.exe」)を起動して「Turbo Delphi CD ブラウザ」を表示します。

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図14 Install.exe

そうそう。私もちょっとパソコンが分かるようになってから、拡張子を表示するようにしているんだけど、デフォルトは表示されないんでしたね。そういう場合は、ギリシャ時代の兜のアイコンを目印にしてください(図14)。

  • 表示された「Turbo Delphi CDブラウザ」で、[Borland Turbo Delphi のインストール]をクリックすると「ようこそ」画面になります。[次へ(N)>]ボタンをクリックします。

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図15 Turbo Delphi CD ブラウザ

  • 「使用許諾契約」画面で内容確認後「本契約に同意する」を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
  • 「ユーザー名(U):」欄と「組織名(O):」も記述して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
  • 「カスタムセットアップ」画面ではインストールする機能を選択できますが、特に希望がない限り、そのまま[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
  • 「インストール先フォルダ」画面でインストール先を指定します。デフォルトで不都合があれば、それぞれの[変更…]ボタンをクリックして保存先を指定してください。設定できましたら[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
  • 「Microsoft(R)Officeコントロール」画面で、MS Officeをインストールしている人は、インストールされているMS Officeのバージョンを選択して、そうでない人は使用しているOSに合わせて選択して、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
  • 「Indy Win32コントロール」画面ではIndy Win32のバージョンを選択します。インストール後でも変更できますので、希望がなければデフォルトのまま[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
  • 「ファイル関連付け更新」画面は確認して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
  • ここまで間違いがなければ[インストール(I)]ボタンをクリックします。
  • インストールが終了すると「インストールウィザード完了」画面が表示されます。[終了(F)]ボタンをクリックします。

ふう。手順を追ってくだけで疲れちゃいましたが、インストールはこれで無事完了です。

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図16 Turbo Delphi インストールウィザード

Turbo Delphiの起動

さあ、いよいよ起動です。起動は基本どおりWindowsのスタートメニューから。

  • 「すべてのプログラム(P)」→「Borland Developer Studio 2006」→「Turbo Delphi」を選択します。

あれ?「Borland製品登録ウィザード」という画面が表示されました。これは何でしょう?

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図17 Borland 製品登録ウィザード

教えて高橋先生!

高橋先生:「Borland製品登録ウィザード」は、ボーランド製品を使用する前に、必ず実行しておかなくてはならない、有効なライセンス情報(使用許諾ファイル)を取得する操作を行うためのツールです。製品を購入したときは、シリアルナンバーとキーのペアがあるので、これを入力しますが、今回は、ボーランドのWebサイトからダウンロードして、メールでキー情報を取得していますね。このファイルがあれば、登録作業は不要です。メールの指示に従って、ファイルをコピーしておいてください。

使用許諾に関するトラブルについては、Q & Aが掲載されているので、こちらを参考にしてください。


ということで、確認後、[次へ(N)>]ボタンをクリック。めでたくTurbo Delphiが起動しました。

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図18 Turbo Delphi

高橋先生:お疲れ様、ナッキー。

ナッキー:いやー感動。起動しましたね。画面がいっぱいありますけど、どうやって使うのでしょう?

高橋先生:まあ、そんなにあせらずに。最初のプログラムは「Hello World」と決まってるんですよ。

ナッキー:「Hello World」?? 私「Bonjour」のほうがいいなぁ。

高橋先生:…

ナッキー:ところで先生、さっきダウンロードしたHotfixはどうやってインストールするんですか?

高橋先生:Hotfixは、Turbo Delphiの修正が入っている大事なファイルだからインストールしておいたほうがいいね。これもインストーラがあるから作業は簡単だよ。手順を紹介しておくね。

付録:Hotfixのインストール

Hotfixをインストールする前に、Turbo Delphiは終了しておきます。

  • ダウンロードした「turbo_hotfix_rollup.zip」を解凍します。解凍後、「turbo_ hotfix_rollup」フォルダがデスクトップに作成されます。
  • 「BDS2006HotfixRollup.exe」を起動すると、インストールの画面が表示します。
  • 使用許諾書に同意するために「I accept the terms in the license agreement」チェックボックスにチェックを付けて[Next>]ボタンをクリックします。

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図19 Hotfix Rollup

  • 表示される画面を確認しながら[Next>]ボタンをクリックして進めていくと、最後は「All Files successfully updated. Press “Finish” to exit the installer.」と表示されて、[Next>]ボタンがクリックできない画面になります。
  • [finish]ボタンをクリックして、終了します。



ナッキーの「Turbo Delphiはじめて奮戦記」

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公開日:: 10/19/2006 9:55:39 PM

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