C++向けRAD IDEで、近い将来64-bit、C++11、ARM、iOS、Androidをサポート!

By: Hitoshi Fujii

Abstract: エンバカデロのC++製品ロードマップ(2012年第2四半期)

エンバカデロ・テクノロジーズは、C++に対して真剣に取り組んでいます。これまで、私たちは、C++製品の将来について、多くを説明してまいりませんでしたが、ここ数年、いくつもの魅力的な新機能を持つ次世代C++プラットフォームの開発に取り組んでまいりました。そして、今、この次世代C++プラットフォームのロードマップを皆さんと共有したいと思います。

まず、私たちが取り組んできた機能としては、Windows向けの新しい64-bit C++のフル環境、業界最高レベルのC/C++標準準拠およびC++11サポート、iOS、Androidなどを含むモバイルプラットフォーム用のARMサポートが含まれます。これらの機能のほとんどは、過去18ヶ月にわたって開発が続けられており、大半の機能については2012年の後半にリリースされ、残りの機能については、2013年前半にリリースする計画です。

    新しいターゲットプラットフォーム

XE2の出荷により、C++Builderユーザーは、Intel Mac OS X向けコンパイラを利用できるようになり、32-bit WindowsとMac OS Xの双方をターゲットとしたアプリケーションを、FireMonkeyフレームワークを利用して、単一のソースコードから構築できるようになりました。32-bit WindowsとMac OS Xに加えて、開発中の新しいC++コンパイラでは、64-bit Windowsをターゲットとするだけでなく、ARMプロセッサをネイティブにサポートするiOSとAndroid向けコンパイルも可能になります。

64-bit Windowsシステムの普及により、64-bitサポートは、C++Builderユーザーのリクエスト項目の最上位に位置するようになりました。具体的には、64-bitドライバ、IIS、シェルエクステンション、SQL Serverなどといった64-bitサポートインターフェイスを必要とする64-bit Windowsサブシステムのサポートを必要としています。また、4GBのアプリケーションメモリ制限を破るために、64-bitメモリアドレス空間へのアクセスも必要としています。新しいC++コンパイラは、64-bitコンパイルをフルサポートし、64-bitメモリアドレス空間と64-bit Windowsサブシステムを利用可能にする非常に効率的な64-bitアプリケーション、ライブラリの構築が可能になる計画です。Intel 64-bitサポートに加えて、新しいコンパイラプラットフォームでは、ARMハードウェアアーキテクチャをサポートしているほか、VCLおよびFireMonkeyアプリケーションフレームワークの双方を完全にサポートします。

もちろん、プロパティ、メソッド、イベントといったRADスタイルのC++開発、RAD IDEとビジュアルデザイナの統合、Delphiとの互換性は、新しいC++開発環境でも保持されます。

    モバイル

新しいC++開発環境では、新しいデスクトップターゲットプラットフォームのサポートを計画しているのに加え、初めてARMプロセッサのサポートを進めており、共通のコードベースからネイティブモバイル開発が可能になります。現時点では、iOSとAndroid向けの開発が進められており、新しいコンパイラは、両方のモバイルプラットフォーム向けに最適化されたARM v7のバイナリを生成します。FireMonkeyフレームワークは、C++ iOSおよびAndroidモバイル開発をフルサポートするようにアップデートされ、高品質なネイティブ/カスタムUIに加えて、GPS、カメラ、加速度センサーなどのネイティブプラットフォームサービスやセンサーをサポートします。

    C++11標準のサポート

昨年、ANSI / ISO C++委員会は、10年以上にわたる作業ののち、C++11と呼ばれる新しい言語/ライブラリ仕様を批准しました。新しいC/C++コンパイラは、C++11およびC99言語/ライブラリの業界標準に準拠する計画です。さらに、これらのコンパイラは、BoostやACEなどの重要なC++ライブラリの最新バージョンもサポートします。

    C++の復権

C++の人気は、長年にわたって減少したことがありませんが、他の言語やプラットフォームと同じだけの出版数があるわけではありません。C++言語は、過去10年以上にわたって、大きな脚光を浴びることもなく、黙々と開発に使われてきました。しかし、近年、C++の重要性は、幅広く議論されるようになってきています。例えば、Windows 8での、WinRTのネイティブC++サポートや、AndroidのNDK(ネイティブ開発キット)などにおいてです。新しいC++コンパイラは、高度な標準準拠、VCLおよびFireMonkeyをフルサポートするほか、新しいプラットフォームおよび新しいコンパイラアーキテクチャをターゲットとしており、これに他の追従を許さないRADの生産性が加わります。C++Builder開発者にとって、これは大変期待できる製品となるでしょう。

この情報は、現時点でのエンバカデロの一般的な製品の方向性を示しています。それぞれの機能についてのリリース内容とその時期については、当社の裁量により予告なく変更される場合があります。エンジニアリング計画は、しばしば変更されます。エンバカデロでは現在、これらの機能の多くについて、Beta 1にあり、まもなくBeta 2の段階に入る予定です。現在の計画では、C++11、64-bit Windows、ARM iOSのサポートを2012年後半にリリースし、2013年上半期には、Androidサポートをリリースする予定です。C++Builder XE2のサポート/メンテナンス加入者は、これらの新機能がリリースされたときには、追加コストなしで利用できるようになります。

C++Builder XE2のサポート/メンテナンスについては、こちらまでお問い合わせください。

    C++Builderの将来バージョンについての詳細は...

エンバカデロでは、2012年5月30日(大阪)、5月31日(東京)の2日間、第22回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプをツアー開催します。このイベントでは、Delphi / C++Builderの最新バージョンを含む実践的な開発手法を解説するほかに、開発を進めているC++Builder次期バージョンについて、詳細にご紹介します。

デベロッパーキャンプへの参加は無料(事前登録制)です。今すぐ、以下のページからお申込みください。

大阪で参加する
http://www.embarcadero.com/landing-pages/developer-camp-osaka

東京で参加する
http://www.embarcadero.com/jp/developer-camp-japan

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