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Developer Tools Group – 製品ロードマップ
By: Hitoshi Fujii
Abstract: Developer Tools Groupは、お客様の期待に応える、より高品質の高い生産性をもたらす開発ソリューションの提供を継続することをコミットしています。このフォーカスとコミットメントは、この製品ロードマップに反映されています。
※ 本文書は、Developer Tools Group – Product Roadmapsの抄訳です。
JBuilder製品ロードマップ
Eclipseとオープンソース技術を強化し、Javaの新世代へ
Developer Tools Groupでは、これまで業界をリードするJava開発ソリューションを提供してきましたが、現在、JBuilderの現行バージョンのアップデートとEclipseフレームワークに移行する新バージョンの開発を進めています。
・JBuilder 2006 Foundationの無償提供開始
・年内実施予定の2つのJBuilder 2006アップデート
・JBuilderの次期バージョン コードネーム「Peloton」の2006年第4四半期中のリリース
・JBuilder 2008, 2009といった将来バージョンのリリース計画
今後JBuilderは、これまでJBuilderユーザーの皆様が期待されてきたような革新的かつ容易な操作性を備えた機能を引き続き提供するばかりでなく、Eclipseプラグインやオープンソースツール、SOAのような新しい開発パラダイムを導入したいという開発者の期待にも応えていくことになります。

Today… JBuilder 2006 Foundation とアップデート
JBuilder 2006は、コード共有エディタービューやジョイントデバッギング機能などにより、チームコラボレーション開発の強化を打ち出しています。これらの機能は、ローカルまたはリモートの開発者間で、リアルタイムの設計、編集、デバッグの共同作業を可能にします。無償版である、JBuilder 2006 Foundationは、すぐにダウンロードいただけます。
JBuilderは、これまで最新テクノロジーとJava標準をシンプルに利用する手段を、Java開発者に供給してきた歴史を持っており、今後も引き続き、利用可能な最新のJCP標準をサポートしていきます。この一環として、デベロッパーツールズグループは、JBuilder 2006のアップデートを2006年中頃にリリースし、Java SE 6(「Mustang」)をサポートする計画です。さらに、Mustangがサンマイクロシステムズから正式リリースされた後に、追加のサービスパックを提供する考えです。
Tomorrow… JBuilder "Peloton"
次バージョンとなるJBuilder 2007 コードネーム「Peloton」は、JBuilderユーザーをEclipseベースのJBuilder環境へと導くものです。これは、ナンバーワン商用Java開発環境と拡張可能なオープンソースEclipseフレームワークを結びつけるものです。
従来のJBuilderユーザーは、現在のプロジェクトを最小の操作でシームレスに新しいプラットフォームに移行させることができ、豊富なオープンソースのEclipseプラグインを活用した開発によるメリットを享受できるようになります。また、「Peloton」は、現在JBuilder 2006で提供しているチームコラボレーションと同様の機能、EJBおよびWebサービスのビジュアル設計/開発の高度な機能を、従来バージョンのJBuilderプロジェクト互換性も提供します。
発展を続けるEclipseファウンデーションを利用することで、JBuilderは、エンタープライズクラスの機能性と生産性といった優位性によって、Eclipseとオープンソースツールをより大規模なエンタープライズ開発に対しても魅力的に変えていきながら、オープンプラットホームの柔軟性とコスト効率を提供することになります。
「Peloton」の製品ハイライト
・高い生産性をもたらすコードオーサリング機能を拡張するEclipseベースの新しいJBuilder環境
・JSE 6および最新のJSRなどの新しいJava標準のサポート
・EJB 3を含むJava Enterprise 5対応のJava標準準拠のビジュアル開発環境
・SwingおよびSWTの双方に対応したビジュアルGUI開発
・Eclipse導入の手間を軽減する検証済みバージョンのEclipseと最新プラグインの提供
・WebサービスとWebサービスクライアントのラウンドトリップ開発をフルサポートするビジュアルWebサービスデザイナ
・分散チームでのリアルタイム共同編集やデバッグを可能にするバーチャル ピアツーピア コラボレーション機能
・新しい環境へのスムースな移行を支援するサンプルアプリケーション、ドキュメント、マイグレーションガイド
And beyond… JBuilder 2008 - JBuilder 2009
また、JBuilderのロードマップには、新しいRAD(Rapid Application Development)Web開発ツールの提供が含まれる予定です。Web開発の中心は、複雑なランタイムとフレームワークの混在であり、Spring、Hibernate、Shaleといったオープンソースコミュニティからの強力な支援もあります。JBuilderの将来バージョンにおいては、開発者がこのような複雑性を扱い、オープンソースが提供する柔軟性と価値をよりよく利用できるように支援するべきと考えています。
さらに、JBuilder 2008と2009には、SOAコクピットが含まれる予定です。これは、SOAアプリケーション開発における開発者の能力を高め、開発を飛躍的に簡素化するものです。現在のSOAツールは、全く異なるツールセットとして提供されていますが、JBuilderではひとつのツール環境で、SOAアプリケーションを開発、アセンブル、オーケストレーション、デプロイするよりよい方法を提供することになります。
JBuilderの将来バージョンは、追加のオープンソースやフレームワークをサポートし、ボーランドおよび他社のアプリケーションライフサイクル管理(ALM)製品の統合もサポートする計画です。また、最新のアプリケーションサーバー製品やEJB 3.0、JEE5のような最新のJava標準をサポートするといった伝統を継続していきます。
Delphi/C++製品ロードマップ
Delphiは、ボーランドのObject Pascal言語をベースとしたWindows向けの次世代ビジュアル開発環境として、また、著名なTurbo PascalのIDEの成功の上に作られたものと認識されてきました。RAD手法とクライアントサーバーアプリケーション開発の接点において、先進のビジュアル環境と強力なデータベースアクセス機能を備えたVCL(Visual Component Library)とが融合したもの、それがDelphiであるといえます。
この10年間、Delphiは、一貫したビジュアル環境とDelphiが当初から提供していた強力なコネクティビティを提供するという伝統の中で、多層インターネットコンピューティングから、WebサービスやMDA(Model-Driven Architecture)に至るまで、新しい技術の導入を支援してきました。ボーランドは、下部レイヤーとなるプラットフォームが進化しても、開発者が自身のペースで新技術を導入するまでは、既存のアプリケーションの維持を支援するという姿勢を貫いています。Microsoft Visual Basic開発者が、下部レイヤーのVBRun Win32フレームワークから.NETフレームワークに移行するという複雑さと格闘している間、Delphi開発者はVCLとVCL.NET.の間で、中断なく移行させることができたのです。
新しい技術のシームレスな統合におけるこうした視点は、ボーランドによって提供される新しい技術においても、同じように当てはまります。例えば、最近のバージョンのDelphiでは、モデルドリブン開発やALMのサポートといった、より洗練されたエンタープライズ開発支援機能が導入されましたが、これらは、開発者にとっての操作性、導入の容易さといった視点に基づいています。

ロードマップテーマ
Delphi製品のロードマップには、お客様のフィードバックに基づいたいくつかの重要なポイントが含まれています。将来バージョンのDelphiでボーランドは、以下のような領域の要望に応えていく計画です。
・最新のマイクロソフトテクノロジーとプラットフォームのサポート
64-bit Windows、.NET 2.0、CF(Compact Framework)、Longhorn/Avalon/Indigoのサポート
・マイグレーションリスクの軽減
VCL、ECO(Enterprise Core Objects)、BDP(Borland Data Provider)などの技術により、マイクロソフトが提供する技術やAPIの変更に対する可能な限りのユーザー保護策を提供
・統合された開発プラットフォーム(Developer Studio)
C/C++、C#、Delphi、Delphi.NETといった複数の言語とWin32ネイティブ、Win64ネイティブ、.NET 1.xおよび 2.0といった複数のプラットフォームに対する一貫したサポートと生産性向上
・パフォーマンスの向上
IDE全般の応答性、安定性の向上とともに、起動時間、プロジェクトロード時間、実行アプリケーションのランタイムパフォーマンスの向上
・エンタープライズ開発
モデリングやラピッドプロトタイピング、リバースエンジニアリングなどと同様に、プロジェクト/ビルド管理の強化、要件管理、バグトラッキング、バージョン管理など。
Today… Borland Developer Studio (BDS) 2006 "DeXter"
BDS 2006(コードネーム「DeXter」)のリリースでは、C/C++言語のサポートをスタジオ環境に加え、すべての言語に対してCodeInsight、コード補完、コードテンプレート、リファクタリング機能を強化して、開発生産性の向上をもたらしました。Win32の開発では、演算子オーバーロード構文のサポートや、Length()のようなインラインコンパイラ関数のサポートなどを含む、コンパイラの機能強化があります。また、ECOの機能としてこれまで.NETにおいて利用可能だったTogetherモデリング機能は、ずべてのダイアグラム作成、検査・測定機能、LiveSource、リバースエンジニアリング機能など、独立したTogether製品機能として利用できるようになりました。ECOに関しては、ECO IIIとなり、プロパティ変更トリガーや実行可能なステートダイアグラムの定義や管理が追加されました。FastCodeプロジェクトと新しいハイパフォーマンスのノンブロッキング・マルチスレッド・メモリ・マネージャにより最適化されたルーチンなどの、パフォーマンス改善の効果により、Win32 Delphiアプリケーションのランタイムパフォーマンスと同様にIDEの起動時間を劇的に改善することができました。
BDS 2006は、Delphi for Win32、Delphi .NET、C#とともに、Win32 C++プログラミングをフルサポートしています。C++Builder開発者は、ライブ・コードテンプレートやスマートブロック補完などの新機能と同様、SyncEdit、履歴管理、CodeInsight、ErrorInsightといったC++Builder 6以降に開発されたDelphi環境の生産性を利用できるようになります。さらに、Delphiと共用できる最新のVCLを使った、RAD VCLアプリケーション開発機能も提供されます。BDS 2006は、DelphiおよびC++によるWin32 VCLアプリケーションの開発と、Delphi言語によるVCL.NETアプリケーション開発、DelphiおよびC#による.NET 1.x WinFormsアプリケーションの開発をサポートしています。現状、CFをサポートしたIDEデザイナは提供されないものの、コマンドラインのDelphiコンパイラは、.NET Compact Frameworksのアプリケーション開発もサポートしています。さらに、BDS 2006は、ユニコードサポートの第1フェーズとなる製品です。dbExpressとBDPフレームワークにおいて、ユニコード対応がなされ、2006年以降、ユニコード対応のドライバーが提供される計画です。
Tomorrow… "Delphi Highlander"
コードネーム「Highlander」のリリースは、2007年前半にスケジュールされており、.NET 2.0サポートのためのDelphiツールセットの完全なアップデートにフォーカスしています。また、Win32 DelphiとWin32 C++についても、ユニットテストや追加のリファクタリング機能などの開発作業が進んでいますが、Highlanderにおいて最も新しい作業は、.NET 2.0に関連したものに集中しています。Highlanderでは、Generic Type、Partial Class、Nullable TypesのサポートをDelphi.NETに追加し、すべてのWinForm、Webサービス、ADO.NETサポートを、.NET 2.0サポートに変換します。VCL、BDP、ECOは、すべて.NET 2.0をサポートし、移行に関する問題を最小化するべく、可能な限り透過的に移行できるようにします。Delphi Highlanderは、既存のASP.NETプロジェクトを含む既存のDelphiプロジェクトを完全サポートし、.NET 2.0へのシームレスなプロジェクト変換機能を提供する予定です。
Highlanderには、.NET Compact Frameworks向けのデザイン機能(VCL.NET on CFを使用)を搭載する予定です。同様に、WinFormsとVCL.NETによって作成された64bit .NETアプリケーションの開発とデバッグもサポートします。ユニコードサポートの段階的なアプローチは、Highlanderにおいても、その後のVista対応においても継続され、IDEおよびVCLランタイムの双方で、ユニコードサポートのための機能強化がなされます。64bitコード生成については、Highlanderの初期リリース以降、ネイティブ64bit開発とデバッグをサポートするDelphiネイティブ64bitコードコンパイラとして追加されます。
現在のプランでは、既存のDelphiユーザーの方がダウンロードして利用していただけるテクノロジープレビューを伴って、2007年前半にHighlanderをリリースする予定です。
And beyond… "Delphi Vista"
.NET 1.xから.NET 2.0への移行が重要なのと同様、マイクロソフトが、Windows Vistaのリリースとして計画している次世代のWPF(Windows Presentation Foundation)とWCF(Windows Communication Framework)テクノロジー(コードネーム「Avalon」および「Indigo」)は、Windows開発者に対して、VBをVB.NETに移行する際に味わった苦労よりも、さらにドラスティックな変更を強いるものです。Highlander以降のDelphiリリースは、VCL for WPFの提供や、(ECO、BDP、DataHub、DataSyncなどの)Delphiが提供する多層コミュニケーションフレームワークのWFCへの統合によって、こうした移行時の問題軽減に役立つことでしょう。特に、Togetherによる既存アプリケーションに対するリバースエンジニアリングのサポートや、ECOによるWCF向けの実行可能なモデルの開発サポートは、既存アプリケーションのポーティング作業の複雑性を著しく軽減させることでしょう。マイクロソフトが提供するWindows Vista、WPF、WCF、WinFX APIのサポートに加え、このリリースでは、ECOのC++サポートと同様にマネージドC++のサポートを導入する計画です。また、これまで同様に、Developer Studioがサポートするすべての言語機能とプラットフォームに対して、生産性を向上させる機能強化を加えていきます。
InterBase製品ロードマップ
InterBaseは、必要最小限の管理で、軽量かつハイパフォーマンスを実現するデータベース製品です。トリガー、ビュー、BLOB、イベントアラーターなど先進的な機能を搭載し、独自のマルチジェネレーションアーキテクチャ、コンパクト性、セルフチューニングなどの特徴をもつデータベースエンジンにより、InterBaseは、組込みデータベースアプリケーションとして主要な選択肢となっています。また、展開の柔軟性も大きな特長です。単一ユーザーの組込みデスクトップアプリケーションで使用したのと全く同じデータベースを、Windows、Linux、Solarisといったサーバーアプリケーションとして展開し、何百人もの同時接続ユーザー向けにスケールアップすることができます。

Today… InterBase 7.5
現行バージョンInterBase 7.5.1は、2005年6月にリリースされ、最新のアップデートは、今年2月に提供されています(*)。InterBaseは、従来よりANSI/SQL 92に準拠しており、現在、Windows(2000、2003、XP)、Linux(Redhat、SuSe)といったプラットフォーム、さらに英語版ではSolaris SPARC(7、8、9)に対応しています。また、ODBC、JDBC、ADO.NET、IBXをはじめとする幅広い標準的なデータベース接続の選択肢を用意しています。
* 訳注:日本語版のInterBase 7.5は7.5.1を含んでおり、2005年10月にリリースしています。
InterBase 7.5で追加されたいくつかの新機能には、
・SMPシステムのサポート、ガベージコレクター、スケーラブルなキャッシュサイズの導入によるスケーラビリティとパフォーマンスの向上
・パフォーマンスおよび利用状況のモニター
・エラーレポート機能を含む安定性向上
・パフォーマンスモニターの統合など管理ツールの強化
・システムスキーマセキュリティ
・データベースレベルセキュリティの導入
などがあります。
Tomorrow… InterBase "Trailblazer"
将来に向けて、コードネーム「Trailblazer 」と呼ばれるInterBaseの次期バージョンでは、お客様から寄せられている要求に対応する多くの新機能を追加する予定です。そのいつくかのハイライトを紹介します。
・耐久性の強化:障害対策機能の強化、短期リカバリーのためのログベースのジャーナル、ハードウェアシステム障害時の長期リカバリーのためのジャーナルアーカイブ、アーカイブからのポイントインタイムリカバリーといったリカバリーオプションの追加
・パフォーマンスの強化と最適化:バッチアップデート、クエリーの最適化、ジャーナル機能を通したOLTPの実装など、広範なパフォーマンス強化
・国際化対応: UTF-8およびUCS2をサポートするユニコード対応
「Trailblazer 」は、2006年後半のリリースを計画しています。
And beyond… InterBase " Vault " - InterBase " Voyager "
Trailblazerのリリース以降には、Windows VistaやSolarisやLinuxディストリビューションのアップデートなど、新しい稼動プラットフォームが登場してくるでしょう。InterBaseは、これら今後リリースされる主要なプラットフォームをサポートするべく、独立したアップデートあるいは将来のメジャーバージョンアップとして、アップデートされる予定です。
また、2007年の後半に計画されている、コードネーム「Vault」と呼ばれるInterBaseの新バージョンについて、いくつかの総合的な改良点をお知らせできます。VAR/OEMのセグメントで広く利用されているInterBaseをより加速するため、DLLとしてエンジンを供給するEmbedded Editionを計画しています。「Vault」に関して注力しているその他の課題は、セキュリティです。データベースの暗号化、モバイルデバイスへのデプロイなど、デプロイ(配布、展開)についてのより大きな柔軟性の提供、JDBC Type-2などJavaサポートの強化をはじめ、多くの追加のパフォーマンス最適化などです。
さらに、Vault以降、コードネーム「Voyager」と呼ばれるInterBaseバージョンを計画しています。私たちは、64ビットプラットフォームがより広く認知されるようになると考えています。これを受けて、InterBaseが64ビットプラットフォームをサポートすることにより、データベースサイズやメモリの劇的な拡大が可能になります。より高いレベルでは、企業が、アプリケーションデータベースの最上位層でデータベースの高度な監査を可能にする、ルールベースの監査記録を加えることができるようにする計画です。このほかに、モバイル機器とエンタープライズサーバー間でのデータベースの同期を必要とする組織の要求に応えるような、レプリケーションと同期のサポートなどがあります。
また、多くの開発者が、Java、Delphi、あるいは.NET言語で、ストアドプロシージャを記述したい要求があることを理解しています。これに対しては、トランザクション分離型の「ストアドファンクション」をDelphiやJBuilderで記述し、さらに重要なことには、デバッグできるようになります。
DevCoのデータベース製品については、ここ数年間は、大いにエキサイティングな年月であるといえます。
注:上記のリリース計画は、現時点での計画であり、将来的に変更される可能性があります。
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